もし、ブログや掲示板に名誉毀損の内容等の書き込みをされた場合、ブログや掲示板に書かれた名誉毀損の内容は削除できますし、慰謝料の請求も可能になります。
しかし、通常、特に名誉毀損に相当するような内容のブログや掲示板への書き込みは匿名で行われます。つまり、誰がブログや掲示板に書き込んだのかがわからないというのが出発点になります。
ネット上でのこうした誹謗中傷や風評被害に該当するひどい書き込みは、警察や行政がさっさと削除すればいいではないかと思われるかもしれません。
しかし、誹謗中傷をされた被害者には心苦しいですが、「表現の自由」という日本国民には誰でも保障された権利と密接に関わってくる問題もあり、ネット上の情報発信については、発信者の表現の自由を尊重する、そして、その内容は発信者の自己責任を優先する、それらを踏まえて通信の秘密及び個人情報を保護するなどがあり、こうした点がある意味では誹謗中傷を野放しにしているように見える原因となっています。
何ら落ち度のない被害者であっても、この「表現の自由」に端を発する権利と戦う必要が出てくるのが現在のネット上の誹謗中傷に関する戦いとなっています。
ブログや掲示板で誹謗中傷された場合は、該当するブログや掲示板に一度は削除依頼をしてみましょう。
その際、「対象となるブログや掲示板サイトの名前、URL」「誹謗中傷されている掲示板の掲示板名や内容」「誹謗中傷されている掲示板の誹謗中傷に当たると考える書き込みの書き込み番号などやURL」及び「書き込みの内容」などは速やかに証拠として保全しましょう。可能ならばデジカメなどで写真を撮っておくことも有効です。
このとき、のちのちに問題となるのが具体性を伴わないことです。漠然とブログや掲示板全体に対して誹謗中傷しているなどとするのではなく、より具体的にブログや掲示板の書き込みの個所を可能な限り特定するようにしましょう。
まずできるのは誹謗中傷に該当すると思われる箇所を証拠として保全するということです。その上で、ブログや掲示板の管理人へ削除依頼をまずは自らで行ってみましょう。
しかし、最近はこうした削除依頼が無視されることもしばしばです。ここから先は、手続きとしてもかなり面倒なので、苦労して自分でやるか、削除依頼は弁護士に相談することもできます。
自らで一度はブログや掲示板に削除依頼をかけた上で、無視されるなど改善が見られない場合、かつブログや掲示板に書かれた誹謗中傷の内容が許せない場合、やはり業者に依頼してみるのが最も有効な手段でしょう。
ただし、いきなり依頼をするということをせずに、まずは相談に乗ってもらうのが先決です。その際お勧めしたいのはやはり相見積もりです。相談に対して真摯に対応してくれるかと価格、この2つを天秤にのせて業者は選びましょう。
以下に相談に乗ってくれる業者をいくつか選んでみました。参考になさって下さい。

機密保持 | 法人向け | 個人向け | 根本対策 | メディア紹介 |
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